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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2017-09

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乙女座の園 第2エリア(1)


 第2エリア クルーズ《Lakeside Swan》

(1)

「だいぶ馴染んできてみたいね、りさちゃん。はいこれ、一八番テーブル」
 ウェイトレスの仕事の中、創作ケーキ《Bridal Dream》を渡しながら、チーフのさやかが声をかける。他のバイトの子もいる中なので、良介は内心はさておきにっこり笑顔で応じる。
「はい。こうしてお客様をおもてなしできるのは、とっても楽しいですから!」
「そうね。それに、こんなに可愛い服を着て働ける場所なんて、滅多にないものね?」
「そうですね。あたしも気に入ってます」
 さやかが満足しそうな返事を返して、良介は店内に戻っていった。オープンから十日。女子高生としてすけすけフリフリのドレスを着てウェイトレスをするのにも、だいぶ慣れてきた。
 もちろんドレス自体が好きになったわけではないが、確かに、こういう服を着てデザートなどを運ぶと喜んでくれるお客さんの顔を見ると、それはとても気持ちいい。恥ずかしいが、また頑張ろうかという気になる。いままで、イベントでお客さんとのコミュニケーションがなかった良介にとっては、結構新鮮だった。
 むしろ最近では、往復の方が辛い。白いブレザーセットに臙脂のリボンという可愛らしい制服は、社長の勧めに応じて入った制服店の店員が強く推したものだった。確かにどこの制服か判らないのは嬉しいが、もし小学校の制服だとばれようものなら大変だ。どのみち可愛いのには違いないので、さやかをはじめとする本当の女子高生たちから、「りさちゃん、その制服可愛いね? どこ?」と質問攻勢にあったこともある。なんとかそこは大人の余裕で質問を切り抜けたが、いい加減女子高生たちの間に入っているのも、ぼろが出そうで怖い。
 店内に入り、オーダーのあった一八番テーブルに向かう。座っているのは、大学生からOLくらいの女性が三人のグループだ。良介はテーブルの脇にしゃがみ込み、
「お待たせいたしました。当園オリジナルの創作ケーキ、《Bridal Dream》になります。どうぞお召し上がり下さいませ」
 言いながら、軽やかな手の動きで一つ一つのケーキをお客さんの前に置く。小さなウエディングケーキのような丸いミニケーキに、花嫁姿を摸した砂糖細工が載っている、可愛らしいデザインのケーキだ。
 お客さんもいったん話をやめ、持ってきたケーキに目が釘付けになる。目の前に置かれると小さな歓声を上げた。三つ目のケーキを置きながら、良介がふとお客さんの顔を見たとき、彼の手の動きが一瞬止まった。
(月織さん!)
 一瞬、喉までで出かかった言葉を、良介は強引に飲み下す。彼女は大学時代の知人だったが、いまここでは、声をかけることはおろか、彼女に正体が露見するだけでまずい。
「どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。追加注文等ございましたら、お手元の鈴でお願いいたします。それでは、失礼いたします」
 何事もなかったかのようなマニュアル通りの動きで、良介は頭を下げる。しかしそれによって、女性たちの目が一瞬、彼に向いた。
 そして。その中の一人、ロングヘアを《乙女座の園》限定販売のカチューシャで留めた女性が、目を丸くしてこう叫んだ。
「あ、有沢くん?」
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