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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2017-09

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乙女座の園 第1エリア(1)

 おおぼけ///。何か疲れてました……。
 気を取り直して『乙女座の園』スタートです。はぁ……。

 * * *

第一エリア カフェテリア《Sweet Spirits》

 (1)

 結局良介は、カフェテリアのウェイトレスに回された。当然彼は激しく抵抗したのだが、「ならナイトパレードでお姫様役をやりたい?」といわれ、泣く泣くこちらに配属されたのである。
 《乙女座の園》の入口近く、第一エリアと呼ばれる場所にあるカフェテリア《Sweet Spirits》は、その名の通りスイーツショップと一体になったオープンカフェである。中はケーキやチョコレートなどの販売フロアと、喫茶スペースに分かれていて、お土産に買って帰るも良し、中で食べるもよし。様々なお客のニーズに対応する。
 テーマは、「妖精のお菓子屋さん」。妖精のような衣装を身にまとったウェイトレスが、お客さんをもてなすものだ。
 脱線すれば、社長と宣伝部長の間で「お菓子の家」との企画争いに勝ち抜いたカフェテリアだ。「お菓子の家」が負けたのは、やはり閉じこめられて働かされるのはまずいだろうとの理由であり、魔女風ウェイトレスのおもてなしという趣向自体は、社員からはかなりの支持を受けていた。閑話休題。
 ともあれ良介も、《Sweet Spirits》の衣装は知っている。ちょっと冬の営業は厳しいよね、と冗談が飛び出すくらいの露出度の高さで、女性であっても着用を拒否する人は多いだろう。逆に、細身の女性でないとおよそ似合わないので、着る人をも選ぶ。
 初めて衣装合わせしたときの恥ずかしさは、女性用の事務服とは全く次元が違った。それまでにしばらくの間、練習と称してOLとして働かされていた良介だったが、それでもその衣装はあんまりだった。
 ウェイトレスの衣装といいつつ、シルエットはミニドレス。だが、この衣装を見てウェイトレスやドレスを連想する人は少ないだろう。一番連想しやすいのは、むしろフィギュアスケートの衣装や、バレエの衣装だ。
 肩や胸元が大きく露出して、肩の辺りは薄い生地のフリルが二段になっている。胸は締め付けるようにして、少しでも妖精らしい身体の細さを印象づけ、代わりに胸元に並んだ小さなフリルレースが揺れて可愛らしい。背中は大きく開いており、肩胛骨の辺りにおおきなリボン結びがあるのと、下の方がコルセットのような編み上げになっているだけ。つまりその隙間から、背中がばっちり見えるのだ。腰の辺りは背中の編み上げを使ってかなりきつく縛り上げ、ただでさえ細身の人が選ばれるウェイトレスたちの身体を、いっそう細く見せている。
 ボトムスはジョーゼット生地のミニスカート。しかも大量の生地を使って、まるで羽や花片を幾重にも重ねたようなデザインになっている。リボンを大量に縫いつけてあるために、本当に花から出てきた妖精のように見える。
 もちろんスカートの生地が薄いので、下にはアンダースコートを穿かなければならない。こちらもレースがたっぷりついた一品で、良介にとっては、自分が着ることなど考えもつかない。
 足もとは軽やかなトウシューズで、ふくらはぎの辺りまでを編み上げにしている。そのデザインは、ますますウェイトレスたちを妖精めいて見せる。
 最後に、髪に軽やかな花のコームを止めれば完成なのだが、むりやり着せつけられた良介を見て、社長は一言。
「……、さすがに気持ち悪いわね」
 いつもなら「可愛い」を連発する留美も、塩を口いっぱいほおばったような顔で彼を見ている。良介は勝ち誇ったように言った。
「ほらやっぱり、俺がこんな服着てウェイトレスなんて無理なんですよ。最初から無理だと思ってましたけど」
「そうね」
 肯定する社長の様子に、ほっと胸をなで下ろす良介。しかし社長はこう言った。
「とりあえず、体毛処理しましょ。首から上は似合ってるんだから、腕や脚の毛を剃ればまともになるわ」
「ですね」
 …………良介は半泣きになりながら、なんとか陰毛だけは死守した。
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コメント

No title

いつも楽しみに読ませていただいてます

Sweatyだと「汗まみれ」になっちゃいますよ

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