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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2017-07

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体験入学 第四章 Part.9


 * * *

「……芝居がかったやつ。最後まで冷や冷やさせてくれたわね」
「まったく。でも、よかったわ。あそこで友達になってあげるなんて言ってたら、即座に追い出したところだもの」
 瑠璃一人が取り残されたはずの暗闇の室内に、ひそひそと笑いが響く。その声は、由音と来夏のものだった。
 ぱちんという音とともに電気がつき、室内の闇が駆逐される。そこに浮かび上がったのは、灯りのスイッチに手をかける来夏の姿と、蝋燭の火を吹き消す由音の姿。
 不意に室内が明るくなり、呆然としていた瑠璃は二人の少女を見る。しかしまだ、目の前の事態に頭がついていけない。そんな彼女に、二人は笑顔で言った。
「良かったね、瑠璃ちゃん。明日新しく、このうちに女の子が来るんだって」
「ええ。武生お兄ちゃんのことは残念だったけど、結果的には良かったわね」
 にっこり笑いながら白々しいことを言う二人。それを聞いてやっと、瑠璃は声を上げた。
「え、じゃ、じゃあ最後のあれは……えぇーっ! ってことは二人とももしかして、武生お兄ちゃんにことらわ……断られるって、わかってたのぉ、ねぇっ!?」
 あまりに年齢相応の叫びに、由音と来夏はくすくす笑って視線を交わす。
「そりゃあそうよ。瑠璃ちゃんは同情を引くようなやり方で、お友達になって欲しいなんてこと言うんですもの。まともな判断すれば、ふつう、断るわよ」
「お友達になる、っていうのと、瑠璃ちゃん可哀想っ、僕にできることなら協力しますっ、ていうのはちがうものね。そうそう、瑠璃ちゃんは勘違いしてたみたいだけど、大庭会長だって瑠璃ちゃんのために協力してたのよ? 七菜に道ならぬ恋をしていたのも事実だけどさ」
「ええ。ただ彼の場合、瑠璃ちゃんとは全く関係なく、自分から女の子になる事情がなかった。だから自分は相応しくない、そう思ったんじゃないかしら」
「その点、柚川さんの方が適任だったね。彼なら、瑠璃ちゃんの意思とは全く関係なく、自分から小さい女の子になってやり直さなければいけない状況に置かれたんだもの……しかも自分の意思で、それを選んだ。瑠璃ちゃんたちの画策は別にしてもね」
「そうして、このうちに引き取られた女の子として瑠璃ちゃんと仲良くなる、そういう状況を作り出せる。理想的だったわね」
 二人だけで話を進める由音と来夏に、瑠璃は泣きそうな声で叫んだ。
「ちょっとぉ、二人で納得してないでよぉっ! じゃ、じゃあっ、お姉ちゃんたちが、武生お兄ちゃんにこう言ったほうがいい、こうすればお友達になってくれるはずだって言って、瑠璃に教えてくれたのは、全部、」
「うん、柚川くんを試すための口実」
 しれっとした顔で、由音。放心して、今度こそ涙をぽろぽろこぼす瑠璃の頭を、来夏がよしよしと撫でてやる。
「頭はよくても、この辺りはまだまだお子様ね。可愛いったらないわ。……ねぇ、そんなことより瑠璃ちゃん、明日になったらこの家に、新しく女の子が来るわ。瑠璃ちゃんと同い年だから、仲良くなれるといいわね」
「うん、……うんっ!」
 涙を流しながら、瑠璃は頭を大きく振る。それを見て、由音と来夏はにっこり笑い、瑠璃の頬に口づけた。
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