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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2017-11

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『少年かぐや』第十三回 (後編)

 こんばんは、神無月です。
 遅くなりましたが後半をどうぞ。
   
  * * *
 
 俊吾はペニスが痙攣するのを感じながら、ゆっくりと、歩き慣れた住宅街を歩いていた。
 子供のころから住んでいる住宅街だけあって、どこの家に誰が住んでいるか、俊吾はだいたい把握している。とうぜん、小中学校のころの友達の家も多かった。
 もしも彼らに見つかったらどうなってしまうのか――俊吾は考えるだけで、変態的な官能を感じてしまう。
(もし、見られたら、なんて言われるんだろう……どんな目で、見られるんだろう……)
(この格好のまま友達の家に行って……チャイムを鳴らして会ったら、いったい、どんな顔をするだろう……)
 ときおり友人の家の前を通りかかるたび、そんな悪魔的な誘惑に囚われる。本当ならば知り合いの家の前にいるだけで、窓を開けたら見られる危険があるというのに――
(見られたい……俺、見られたいのか……?)
(こんなベビー服を着て、オムツを当てて……とても男子高校生とは思えない恥ずかしい姿を、大勢の人に見て欲しいのか……?)
 どう考えても変態だった。しかし、そんな変態的な快感に目覚めている自分を、俊吾は次第に自覚し始めていた。
 曲がり角を見るたびに、誰か来ないかと不安になる。窓が開いて、誰かに見られるのではないかと心配になる。
 それらはすべて、期待の裏返しなのだ。大勢の人に――それも知り合いに、いまの自分の変態的な姿を見て欲しい。
 休日昼過ぎの住宅街とあって、歩行者はほとんどいない。それでも、たまに通りすぎる車の中からじっと見つめるのを感じるだけで、俊吾はオムツの中で勃起するのを感じ、前かがみになってしまっていた。
「ふごっ、ふごっ……」
 いつしか顔は上気し、息も荒くなっている。おしゃぶりをしたままだと、呼吸が苦しいほどだった。
それでも、ようやく住宅街を抜けて大通りに出る。一気に道路は片道二車線になり、交通量も倍加した。後はもう少し歩いてから、横断歩道を渡ればすぐ目の前が郵便局だ。
横断歩道の前で、俊吾はじっと信号が切り替わるのを待つ。その隣に、自転車がブレーキをかける音がした。
(ああ、見られる……!)
 今頃自転車に乗った人は、ベビー服を着ている自分をまじまじと見ていることだろう。それはいまの俊吾にとっては決して恥ずかしいばかりではなかったが、かといってそちらを振り向く勇気はない。ただじっと、信号が切り替わるのをいまかいまかと待っていたが――
「あれ? もしかして、羽鳥くん?」

  (続く)
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