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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2017-06

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「かぐやひめ」へようこそ (4)

 神無月です。
 新作も後はイラストを完成させるだけ。来週をめどに登録できればいいなと考えています。

 ではでは。今週分をどうぞ。   (4)

(……うん、似合いそうだな)
 一着買っていって、由女に着せてやるのもいいかもしれない。そう思っていると、
「どうです? 大人がベビー服を着ているのも、なかなか可愛らしいと思いません?」
 店主の宮子が、にこにこ笑いながら訊ねる。
「え、ええ」
 適当に返事をして、気を取り直すように店内を見回す。
可愛らしい服はもちろん、マネキンが着ているものばかりではない。普通の服飾売り場と同じように、店内の棚にはたくさんの服が並べられ、中には贈答用にパッケージされたセットもあるようだった。
 壁にも、たくさんの可愛いベビー服が掛かっている。中には甚平や水着もあるが、どれも女児向けで、男児向けに作られたものが一着もないのは見ればすぐに判った。
レオタードのような形のロンパース、ボトムスを長くしたカバーオール、全身をすっぽりと覆うオーバーオール――光一にはどう呼ぶのかも判らない、ただ「可愛いベビー服」としか表現しようのないものが、たくさん並んでいる。
「これ、全部宮子さんが作ったんですか?」
「私が作ったのもあるけど、ほとんどは友達が作ったものよ。家政学校で会った子三人と一緒に作ったの。ふふっ、そのうち一人は、作るよりも試着やモデルしてるほうが多いけど」
「へぇ……きっかけは?」
「友達四人で旅行に行ったんだけどね、その時に大きいサイズのベビー服を持って行って、ゲームの罰って口実をつけて、ある子に着せてやったのよ」
 最初は一回限りのつもりだったのだが、あまりに楽しかったので次第に旅行や泊まり会での恒例行事となってしまい、しまいには、ベビー服だけしか身につけない生活を送るようになったとか。
「大学の卒業式にも、ああいう感じのベビードレスを着ていったのよ。ふふっ、ベビー服は見慣れていたはずのクラスメイトも、さすがにみんな目を丸くしてたわ」
「でしょうね」
 宮子が指さすドレスを見ながら、光一は心から同意する。スーツや袴を着た卒業生達の中に、レモンイエローのベビードレスを着て出席したその子の心境は、恥ずかしいなんてものじゃないだろう。
 あるいはもう、ベビー服に慣れきってしまったのか。
 そんなことを思いつつ、光一はさらに質問を重ねる。
「でも、女児用ばっかりなんですね」
「あら、男児用もあったほうがよかった? それならオーダーメイドで、作ってあげるけど」
「そ、そういう意味じゃなくて――ちょっと気になって」
 光一は慌てて、両手を顔の前で振る。
 言葉尻をとらえられて、男児用のベビー服を着せられたらたまったものではない。女児用ならばまだ由女に着せてもいいが、自分が着るなんてもってのほかだ。
「ふふっ、冗談。女児向けのデザインしかないのはね、その方が楽しいからよ。作るにしても着せるにしても、ね」
 にやにや笑う彼女の言葉を、光一は誤解した。
 女の子に着せるために作り始めたから、女児向けのデザインしかないんだな――
 由女も実はこういうベビー服を着てみたいのかも知れない――光一はそう、考えていた。でなければ、わざわざ自分にこの店のことを話したりしないだろう。一着買っていってやれば、なんだかんだいいながらも面白がって着るのではないかと。
「そう。なら、その子の体型を教えてくれない? ベビー服って結構、サイズを合わせないとダメだから」
「ええと……身長は、俺よりちょっと低いくらいですね。細めです」
「胸は?」
「ありません」
 答えた瞬間、由女が「なんだとぅ」という声が聞こえた気がした。
 もちろんそれは光一の錯覚で、目の前には宮子しかいない。
彼女はにっこり笑って、光一に背を向けて店の奥に歩き始めた。
「そう、ならこっちのコーナーが、サイズ的にぴったりだと思うわ。君にも、着られるんじゃないかしら」
「だから俺は、着たくありませんから」
 適当に返しつつ、案内されたコーナーに向かう。
 そこも他の場所と同じように、たくさんの可愛いベビー服が掛けられている。その中の一着が、光一の目に止まった。
 襟付きのロンパースと、赤いギンガムチェックのジャンパースカートのセット。昭和レトロな雰囲気で、光一の好みにはぴったりだった。慎重な性格と保守性は、分かちがたく一体化しているのだ。
「それが気に入ったみたいね。どう? 試しに、着てみない?」
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