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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2017-10

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「かぐやひめ」へようこそ (2)

 こんばんは、神無月です。
 最近参考資料としてAVを見ることがあるのですが、女装物も増えてきているので驚きます。といっても、やはりM男性と女王様という構図が多く、可愛い男の子は珍しいですし、そうした女装美少年も自発的に女装する子ばっかりで、「可愛い男の子が女性から無理矢理女装させられる」シチュエーションは少ないですね。
 さらにプレイも、どうしても室内中心で、野外で人に見られるプレイは少なくなりがち。無差別にたくさんの人に見られる女装羞恥プレイのAVは、寡聞にして知りません。

 小説はAVに比べると視覚的効果では薄いのですが、自分の好みのシチュエーションを思いのままに作り出せるのが一番の魅力ですね。

 ではでは、枕はこのくらいにして本編どうぞ。  
 
  (2)

 大学の学部棟一階ホールでのんびりと「人類の起源」を読みつつ、クリームパンを咀嚼していたときだった。
「こーいち、この前**駅の裏手で、珍しい店を見つけたのよ」
「へぇ。ハブの専門店とか?」
 とつぜん挨拶も脈絡もなく投げつけられた女の声に、光一は驚くふりもせずに冷やかしの言葉を返す。もう、なれたやりとりだ。
 おもむろに振り向くと、可愛いくせに色気のかけらもない女の子の顔がフグの物まねをしているところだった。
光一が手を伸ばして頬を突っついてやると、彼女はぷっと口から空気を吹き出して、
「いつまでそのネタ引きずるのよ。もう大昔のことじゃない」
「一五年前なんて、つい最近のことさ。文明誕生から四千年、人類誕生から五百万年――」
「地球が誕生してから四八億年、それに比べればつい最近だろ? でしょ。もう耳にイカが出来てるわよ」
「……もう忘れろよ、昔の言い間違いくらい」
 他人には判らないやりとりだが、光一と女――幼なじみの園原由女にとってはいつものことだ。
 そして脱線した話題がすぐに修正されるのも。
「で、どんな店?」
「ふっふっふー、聞いて驚くな。ベビーショップよ」
「へぇ。赤ちゃん作る気になったのか? 相手は誰だ?」
「あんたよ。決まってるじゃん」
 光一はよろめきそうになるのをぐっとこらえ、
「そりゃいい。でももうちょっと色気がついたらな」
「なによ、あたしじゃ勃たない? もっとおっぱいが大きい方がいいの? 『淫乱巨乳メイド・いずみの公開性奉仕』みたいに」
「……まぁ、男か女か判らない胸よりはずっといいな」
 二人はじっと見つめ合う――いや、にらみ合う。由女は平らかな胸を両手で隠しつつ、こほんと咳払い一つ。
「……引き分けにしましょ」
「賛成。さっきの質問に戻ろう」
「その店だけどね。ちょっと変わってるのよ。可愛い女の子用のベビー服をおいてるんだけど、サイズがすごいの」
「サイズ? チェ○ンマンでも着られるくらい?」
 からかうように言い――チェ○ンマンが可愛らしいベビー服を着ているところを想像して、光一はちょっと吐きそうになった。
 由女も同じことを考えたのかちょっと顔色を悪くして、
「さ、さすがにチェ○ンマンは無理だと思うけど、少なくともあんたなら着れるくらいのサイズね」
「着たくないっての。俺が赤ちゃんになってどうするんだよ。ほんと、そんな店に一体誰が入るんだ?」
「さぁ? やっぱり、そういう趣味の人じゃないかしら。あたしが前を通りかかったときも、店には誰もいなかったし」
「趣味、ねぇ……」
「何よ、人の顔をまじまじと見て。あ、判った。あたしにママになってほしいとか?」
「いや、お前ならベビー服も似合うんじゃないかと思ってな。お子様体型だし」
「誰がお子様体型よ、この電信柱!」
 ……このロビーでの言い合いを聞いた友人達が「光一が由女を妊娠させた」と勘違いして、一悶着あったことはさておいて。
この話題は結局ここで流れてしまったが、光一はしっかりこの話題を覚えていた。
そして 今日、光一は由女の話をもとに、この店を探り当てた。
(店に入ってはいないって言ってたから、てっきりいつもの勘違いだと思っていたのにな)
 由女は友人達のあいだではしっかり者で通っているが、光一は彼女がおっちょこちょいで、それを隠すため必要以上に慎重居士になっているだけだということを知っている。そしてその慎重さが、自分を相手にしているときだけアンロックされることも。
(悪気が無いのは知ってるけど、それで周りを振り回すんじゃ、あいつ自身が困るからな)
 携帯をいじり、ただ単にその場で時間をつぶしているだけという体を装いながら、ちらちらと店を窺う。
(何やってるんだ、俺は)
 由女の話を聞いてここに来てしまった理由について、光一は自分でもよく判っていなかった。好奇心。怖いもの見たさ。でも、そんな紋切り型の言葉では説明できないものを感じる。
 たとえるなら、まるで奇妙な磁力が働いて心がそちらに引き寄せられているような。
(なんなんだろうな、これ)
 自分の不可解な心理を探ろうとしていた光一は、気づかなかった。
 先ほどまで店内にいた女性店員が裏口からこっそり路地へと抜け出して、背後に近づいていることに。

「――良かったら、店、見てく?」
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