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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2017-09

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ランドセルのCM


「そこ、動きが遅いぞ!」
「違う、もっと腕を上げろ! その程度のダンスもできないのか!?」
 ダンススタジオの練習室に、振付師の声が響く。
 ランドセルのCM撮影のために造られたダンスだった。歌にあわせて、制服を着た小学生の少女たちが踊っている。練習用の軽装でないのは、そろそろ本番を意識して練習する程度の仕上がりと言うことだ。
 しかし、本番の撮影で着る制服での練習は、振付師にとって納得のいく出来ではないらしい。優男風の細い眉の間にしわを寄せ、振付師は何度も、怒鳴り声でダメ出しする。
「練習の時は上手くいっただろう。何でそこでジャンプが弱くなるんだ!?」
「ご、ごめんなさい」
「音楽もう一度! お前のせいで、他の子まで付き合わされるんだからな! ガキのお遊戯じゃないんだ、プロならプロらしく、気合いを入れて行け!」
 子供達も数回は、振付師の期待にこたえようと懸命に頑張る。しかし何度やってもOKのでないことに、次第に苛立ちが募る。制服を着れば、どうしても動きづらくなるものだ。特に動きによっては、シャツに変な皺が寄ってしまうし、背中で跳ねるランドセルに、ジャンプの着地がうまく行かないことも多い。そんな難しさをまったく判らず、何度も何度もダメ出しする振付師に、とうとう少女たちの不満が爆発した。
「先生、あんまり無茶を言わないでください」
 小学六年生、ここに集められた子供達のまとめ役でもあるジュニアアイドルが、皆の意見を代表していった。
「こういう服を着てると、どうしても動きにくいんです。プロ意識の問題でどうにかなるものじゃありません」
「何だと! 服が違うからなんてのは言い訳だ!」
 振付師はつっぱねようとした。しかし子供達の不満は、まるで風船を針でつついたようにして爆発した。
「がんばってるもん! でも、そんな何もかもうまく行かないもん!」
「ジャンプしたときのスカートの皺とかなんて、どうにもできないよ!」
「そんなに言うんなら、先生がこの服を着て踊って見せてよ!」
「そーだそーだ!」
 数人の何気なく言った言葉から、いつしか子供達の間で意見がまとまる。
「先生がこの服を着て、ランドセル背負って、お手本を見せてちょうだいよ!」
「馬鹿言うな! 俺は男だぞ! お前らみたいなガキの服なんざ、着てられるか!」
 がなり立てる。低学年の子供は怯えるが、リーダーの少女は怯まなかった。
「先生がお手本を見せてくれるまで、わたしたち踊りません。ディレクターの葛西さんにもそういって、話を通します。もしこの撮影がダメになったら、わたしたちもクビになるかも知れませんけど、先生も確実にクビですよ」
「まっ、待て……」
 振付師の制止を聞かず、少女はディレクターのもとへ直談判に向かった。

「話は聞いたわ」
 CM制作のディレクター・葛西は、伶俐な顔貌に冷徹な表情を浮かべ、開口一番そういった。
「女の子たちの言うとおり、彼女たちと同じ服を着て、踊って見せなさい。そうすれば、あの子たちだってあなたが満足いくように踊ってくれるでしょうからね」
「ば、馬鹿言うな! 男の俺が、あんな服を着れるわけがないだろ!」
「大丈夫よ。さいわい、CM撮影に使う衣装は大きいサイズまで用意してあるのよ。170センチあるあなたでも、充分着られるくらいのものがね。まぁ、あんまりごつかったり太ってたりすると無理かも知れないけど、ふふっ、あなたのようなもやしなら、充分に着られるわ」
「ぐっ……」
 葛西は退路をふさぐように、衣装のうちで一番大きいサイズのものを持ってきた。振付師の体にぴったり合うサイズのものだ。葛西は厳めしい表情で、
「ほら、これを着て、ランドセルを背負って踊って見せなさい!」
 制服とランドセルを突きつけられて、顔の色を赤から青に変える振付師。
 そんな彼を、小学生の女の子たちは冷ややかな目で見つめていた。

  * * *

 ぱっと思いついた小ネタ。CMのイメージとしては「セイ○ン」ラ○ピのCMを思い浮かべてください。
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