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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2017-08

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『女児転生』 第一章(9)

(本日二つめの記事です。下にもう一つあります)

  * * *

 (9)

 実際には、先生の言っていることは無茶苦茶だ。しかし──これはあとで思ったことなのだが──「先生」という相手に対し、「生徒」である俺は無条件で従わなければならないという、義務教育期間10年来の刷り込みが、教師特有の高圧的な声に対し、反論できなくなっていたのだ。
 先生は厳しい目で俺を見つめた。硬い命令口調のまま、
「いいからそのバッグを拾って、先生のあとをついていらっしゃい。だいたい、山野君のために、貴重な授業時間を使っているのよ。早く着替えて教室に行かないと、他の生徒に迷惑でしょ?」
 理不尽な言いぐさだったが、俺は抵抗できなかった。目上の人間の怒号に対して、無意識に萎縮してしまうのだ。
 改めて、バッグを拾って肩にかける。今度は2人とも何も言わず、手伝うこともせず、じっと見つめながら、俺が自分の意志で出てくるのを待っていた。
 俺はふたたび、英語科準備室から特別室に出た。準備室は普段はいることのない部屋で、小学生の服を着ていても、現実感は薄い。だからこそ先ほどまでは、半分夢遊状態で、まるで催眠術にかかっていたかのようにこんな服を着てしまったのだ。
 しかしこの教室は、ライティングの授業などで使うことの多い場所だ。日頃なれた空間に、女装、それも小学生のような姿で立っていることに、おへその下がきゅっと締まるような感覚がした。
 背中にぴったりと密着したランドセルの感触と、肩にかかる重み。俺は自らの情けない姿を考えないようにしながら、2人の元に近寄った。
「じゃ、行きましょ」
 特別室を出て、いよいよ廊下に出ようとする先生に、俺は言った。
「最後に確認しますけど……こんな格好をするのは、今日一日だけですからね。これ以上、変なことはしないでください。たとえみんなの前に行くにしても、先生のほうから、これは冗談なんだってはっきり言ってくださいよ」
「ええ、もちろん」
 先生は笑って承諾したけれど、どこまで信用できるものか。俺は睨み付けた。そしてそのまま、視線を莉子に動かす。
「佐々木さんも、先生のいたずらに乗じて変なことを言い出したり、噂を立てたりするなよ」
「ええぇ~、どーしよーかなぁ?」
「佐々木さん!」
 俺はかっとした。莉子はにやにや笑っていた。自分が何をしたか、まったく判っていない顔だ。そして、何の罪悪感も感じずに、さらに俺のことをからかおうとしているのだ。その表情は、とても我慢ならなかった。
 俺が怒鳴りつけると、彼女はびくっと肩をすくめたが、すぐにむっとにらみ返してくる。後ろめたさと自己正当化、そして野次馬根性をない交ぜにした顔だ。どうせこれからも、ろくでもないことを言い出すに違いない。俺は莉子に対する警戒を強めた。
 ここで先生が、そんな俺たちの様子にいらついた声を出した。
「さ、言い合ってないで、早く授業に行くわよ。佐々木さんも、あまり山野くんをからかわないように。いいわね?」
「……、はぁーい」
 莉子の、不服そうな返事。それを聞いた先生は一回肯くと、廊下に続くドアを開いた。
 その先に、どれほど恥ずかしい出来事が待っているのか……俺はその予感に身を震わせて、廊下への第一歩を踏み出した。
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