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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2009-05

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10000hit記念

 こんばんは、神無月です。
 そんなこんなで「十月兔」も10000ヒットを記録しました。これも皆様のご愛顧のおかげと、日頃の感謝を込めて、遅ればせながら記念イラストを公開いたします。
 これまでの投票では、やはりというか何というか、「子供服」が第一位。女子学生服が第二位とこちらも予想通りです。そんなわけで、記念イラストは子供服。クリックすると大きくなります。

 ついでにSSもつけました。全二回を予定。

10000hit_s


(SS)

 女の子として生活を初めて一ヶ月。今日も僕は、クローゼットの中から小さい女の子が着るようなワンピースを取り出して身につける。金髪に染めされた長い髪を止める手つきも、だいぶ慣れてきた。

 高校卒業後、僕は社員数名の小さな会社に就職した。しかしそこでミスを重ねた僕は、「小さな女の子のしたことなら腹も立たないのに」という女性社長の一言で、小学校低学年の女児としての扱われるようになってしまった。入社から、半年あまりのことだった。

 社員寮に入っているので、社長命令で男物の服はすべて捨てられてしまい、僕は終日女の子のような服装で、仕事や雑用をこなす日々。社員寮から事務所までの往復も、子供服のままだ。いくら僕の身長が低めとは言っても、160センチの人が子供服を着ていれば目立つ。しかも社長の指示で、髪の毛も綺麗な金髪に染めているので、一層人目を引いてしまい、往復のたびに周囲の視線を浴びていたたまれない気持ちになる。
 今日も恥ずかしい思いで出社すると、社長が声をかけてきた。その手には、何故か僕の携帯電話があった。ピンクの可愛いキッズ携帯で、これまで持っていた普通の携帯電話に変えてこれを持つよう、つい一週間前に買い換えたものだった。
 若い女性の社長はにやにや笑いながら、小さい子供に話しかけるような口調でこう言った。
「ユミちゃん、駄目でしょ。ケータイ忘れてっちゃ。このケータイは、ユミちゃんのなんだから。悪い大人に拾われたら大変でしょ?」
「ご、ごめんなさい、お姉ちゃん。これから気をつけるから、許して……」
 僕は小さな女の子のような、舌足らずな口調で答える。これも社長からの指示で、僕は失敗するたびに、どこまでも小さい女の子として振る舞わなければならない。
 精一杯涙目で懇願する僕に、社長はあっさり首を振った。
「だめよ。失敗したら、二度とこういうことをしないようにお仕置きが必要だもの」
 楽しそうに考え込んでいる。何を言い出すのか、僕はびくびくしながら彼女を見上げた。
「そうね……今日の仕事が終わったら、私と一緒にある場所に来なさい」
「うん、判った。ユミ、お姉ちゃんの言うとおりにしまぁす」
 答えると、社長は満足したように肯いて立ち去る。
 僕は不安になった。一体どこに連れて行く気だろう。そう思った矢先、事務所には始業を告げるベルが響き、僕は慌ててお茶を汲みに給湯室に向かった。
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乙女座の園 第1エリア(5)


(5)

「ふぅ」
 開始から二時間。キャンペーンはなかなか順調に終わり、気付いたらもうチラシがない。相変わらず同性からの好色な視線を浴びながら戻ると、彼と一緒になって働いていたさやかは満足そうに肯いた。
「なかなかの働きだし、いけそうね。りささん、合格よ」
「どうも、ありがとうございます」
 いや本音を言えば全然有り難くないけどね、と口の中で呟く良介。
 そんな彼を連れて、またしても東京の親会社に戻る。さやかは関係部署に彼を採用することを伝えに行き、良介は別室に待たされた。
 せめて着替えさせて欲しかったが、それはまだ待てとのことだ。しかも人をそのまま待たせておきながら、彼女はさっさと着替えたうえで、別室に戻ってきた。グレイのパーカーにジーンズをはいたさやかは、彼に対してこう言った。
「これでりささんは本採用。五月一日から、《Sweet Spirits》で働いてもらうわ。最初だから、ウェイトレス見習いとして」
「はい」
 つまりしばらくは、このピンクの制服で働けと言うことだ。どのみちデザインは同じなので恥ずかしいのは違いないが、それでもできるだけピンクは避けたい。
 そう思っていると、さやかは急ににやにや笑いながら、彼の目元をのぞき込んだ。
「それにしても、りさちゃん。なんでりさちゃんは男の癖に、こんな可愛い服を着たいの?」
「社長命令なだけで、別に着たくないです。あと、りさちゃんはやめてください」
 良介は反論したが、さやかは聞いていない。
「ふふ、聞いたことがあるわ。女の子の服を着て喜ぶ男の人が時々いるって。あなたも、そういう人なんでしょ?」
「違いますから!」
 慌てて弁明する良介。さやかはそんな彼の様子に構わず、
「いいのよ隠さなくって。そうでなかったら、この東京本社まであんな恥ずかしいOL制服を着て来られるわけ無いものね?」
「あれは社長に着せられて……っていうか、なんであの服で来たってことを知ってるんですか?」
「うん。いまさっき、あなたが着てきた服を見せてもらったから。あれ全部、黒谷社長が持って帰ったわよ」
 え……。良介は硬直した。それはつまり、この恥ずかしい妖精風の制服のままで、代々木まで帰ってこいというのだろうか。固まる良介に、さやかが助け船を出す。
「さすがにそのままじゃ恥ずかしいでしょうから、あたしが服を貸してあげる。それを着て帰るといいわ」
「ありがとうございます。いや、本当に助かります」
「そう。嬉しい?」
「はい」
 良介はほっとして、彼女を見た。もしかしたらいい人かも、と思った次の瞬間、さやかは彼の腕の中に自らの高校の女子制服を押しつけて、にやりと笑った。
「そう……女子高生の制服を着られて嬉しいなんて、りさちゃんってやっぱりそういう趣味なのね。はい、どうぞ。明日の研修の時に返してくれればいいから」
 目の前に、いわゆる女子高生が着るような定番の制服を差し出されて、良介は前言を撤回した。この人も、社長や古本さんと同類だ。
 しかし、いま着ている服よりはマシなのは間違いない。彼は泣く泣くウェイトレスの服を脱いで、シャツと赤系タータンチェックのスカート、アイボリーのカーディガンにピンクのリボンという、いかにもありがちな女子高生スタイルに着替える。ウェイトレスの制服は、同時に渡された赤いスクールバッグの中に入れ、彼はさやかにからかわれながら、代々木に帰っていった。
 「B&B」の本社にたどり着いた良介が、その時社内にいた社長以下数名に大笑いされたことは、あえて記すまでもない。

 こうして五月一日、ついに女性限定大型テーマパーク《乙女座の園》はオープンした。
 十日間、彼は《Sweet Spirits》のウェイトレス見習いとして働き、裏でさやかにからかわれながらも、大過なく務めきったのである。

乙女座の園 第1エリア(4)

(4)

 山手線外回りで東京から渋谷へ。
 ただでさえ目立つウェイトレスの制服姿で電車に揺られると、行きのOL服の時よりもはるかに視線が突き刺さる。特に、太腿や胸元、さらにはアンダースコートの辺りに。
 しかも、さやかのほうは「寒いから」と言って上にコートを一枚羽織っている。こちらは長袖で裾も長く、太腿までばっちり隠れるものだった。一方、良介は制服そのままで、しかも両手にはちょっとした箱を持たされているために、スカートを押さえることさえままならない。
「りささん」
 もじもじする良介に、さやかは厳しく言い放つ。彼女は春香から、良介のことを「りさ」と呼ぶように言われていた。
「は、はいっ!」
「恥ずかしがらないの。こうして電車の中でいるときも、ウェイトレスとして恥ずかしくない立ち居振る舞いを心がけなさい。そうすれば、いずれこちらにいる方々も、お客様としてきて下さるかも知れないのですから」
 そうは言っても、恥ずかしいものは恥ずかしい。だいたい、さやかは上に一枚着ているからいいが、良介は制服だけなのだ。肩方から太腿まで露出して、恥ずかしがるなという方が無理だ。
 それでも渋谷駅に近づき、ホームに降り立った二人は、さっそくキャンペーンを開始する。要は、チラシ配りだ。
 駅前につくと、箱を路上に置いて中のチラシを取り出す。さやかはコートを脱いで制服姿になると、大きな声でこう言った。
「皆様、こんにちは! 本日はご迷惑をおかけしております!」
周りから何事かと奇異の目を向けられる二人。周りに旗などは立てていないが、これも作戦だ。こうして目立つ格好の女の子が何か叫んでいれば、何かのキャンペーンだろうというのはすぐに判る。しかし、具体的に何なのかは判らないために、逆に人目を引き付ける。巧妙なPR戦略だった。
「私たちは、都心からわずか一五分。ほんの目と鼻の先に新規にオープンする、テーマパーク《乙女座の園》のキャンペーンをやっております。皆様どうぞ、ご覧になって下さい!」
「どうぞ、ご覧くださぁい!」
 調子を合わせて、良介も彼女に唱和する。何度か、こうしたキャンペーンの視察や指導は行っており、定番のパターンは判っている。唯一、女の子らしい高い声が出るかどうか不安だった。
 しかし周りは特に、不審がったり気色悪がったりしている様子はない。特に違和感はないらしい。ほっとしたのが半分、納得いかないのが半分で、良介は街中を行く女性に話しかけ、チラシを配り続けた。
「可愛いわね、その服。どこの衣装かしら?」
 三人連れで通りかかったハイティーンの女の子のうち、背の高い子が訊く。良介より高く、彼はその子を見上げるようにして答えた。彼女の手元にあるチラシの地図を示しながら、
「はい、こちらご覧下さい。いま私が着ておりますのは、この第一エリアにございますカフェテリア、《Sweet Spirits》の制服です。是非ともお立ち寄り下さい」
「へぇ、スウィート・スピリッツかぁ。確かに妖精っぽい服ね」
「ねぇねぇ、ってことはさ、甘いものも置いてるの?」
「はい。ケーキをはじめとする、《乙女座の園》にぴったりのオリジナルスイーツの数々をご用意いたしております」
「すごいじゃない。ね、二人とも、今度行きましょ。五月オープンだから、ゴールデンウィークにでもさぁ」
 三人はわいわい言いながら、良介の説明に満足して立ち去る。彼はほっと息をついた。良介は企画にも携わったので、それぞれの概要については把握している。確かに、キャンペーンガールとしてはぴったりだろう。
 それにしても。チラシは女性限定で配っているのだが、良介を見る視線は明らかに男性の方が多い。中には携帯で写真を撮っている人もいた。人通りの多い渋谷の真ん中で、太腿を露出させて男に見られているなんて……自分と同じ男性の視線に、彼は顔を真っ赤にした。

乙女座の園 第1エリア(3)

 ゆうゆ様、こんばんは。お褒めいただいて恐縮です。
 投票フォームは、右の方に「アンケート」として載っているものがそうですので、皆様ご気軽に投票下さい。やっぱり子供服が暫定一位ですね(笑)

 * * *

(3)

 企画部の課長はまだ少し迷っているようだ。やがて彼は、もう一人の面接官に目を向けた。先ほどから一言も発言していない面接官だ。
「……滝くんはどう思う? 部長はああいってるし、僕もそれほど積極的に反対ではないけど、普通の女性の意見も聞きたいな」
 まるで春香が普通の女性ではないかのような言いぐさだが、春香は何も言わずに、残る一人の面接官の言葉を待つ。
 その面接官はほかの二人とは明らかに毛色が違い、まだ若い女性だった。おそらく高校生か、いっていても大学生。きりりとした目元にポニーテールが似合っている。
 彼女が着ているのも、良介と同じウェイトレスの制服だった。しかし色が違う。彼女が着ているのは淡いブルーで、この色はウェイトレスの中でもただ一人、店主に当たる役職のウェイトレス長しか着ることが許されていない。つまり彼女は、《Sweet Spirits》の総責任者なのだ。
 一方、良介が着ている制服はピンクの「ウェイトレス研修生」。つまりこれだけで、自分がこの少女より格下の存在なのだと知らされてしまう。
 そんなピンクの制服を着た良介を、彼女……滝と呼ばれた少女は、じろりと見る。
「男性がウェイトレスとして働く、それも男子禁制の『乙女座の庭』でやるなんて、とんでもない。……本来なら、そう言わざるをえません」
 若い外見の割に、シャープでクリアな話し方。それだけで、彼女の有能ぶりが知れる。
「しかし人手が足りないのも事実ですし、それに外見の方も問題はないでしょう。むしろ、本当に男性なのかどうか確かめたいくらいです」
「じゃあ……」
「ただし」
 微笑む春香に、内心落ち込む良介。その二人を見比べながら、滝はこう言った。
「我々《Sweet Spirits》のウェイトレスはみな、厳しい審査をくぐり抜けてこの制服を着て働く誉れを受けています。そして、この制服を恥ずかしがるではなく、誇るでもなく、ただひたすらお客様のために奉仕する精神に則って身につけているのです」
 自らの矜恃と威厳を滲ませて、少女は言う。良介はちょっとひるんだ。少女は続けて、
「彼にその覚悟があるかどうか、示してもらいたいのです」
「具体的には?」
 尋ねる春香に、滝は臆することなく目を向ける。
「……これから彼に、駅前で、お客様の呼び込みキャンペーンに立ってもらいます。それには、ビジネスマンの多いここ東京よりも、若者が多く集まる渋谷あたりがよろしいでしょう」
「それは良いわね」
 春香はくつくつと笑う。思わぬところで、彼女の趣味に合うシチュエーションが生まれたわけだ。
 しかし良介はたまらない。思わずこう言った。
「ちょっと待ってください、この格好で、その、渋谷に……」
「それで恥ずかしがるようなら、ウェイトレスとして働くことなどとてもおぼつかないと思いますが?」
 滝は厳しい目で良介を見る。反論できずにいるところに、彼女は思い出したように言った。
「そういえば、自己紹介がまだでしたね。あたしの名前は滝さやか。《乙女座の園》の第一エリアにあるカフェテリア、《Sweet Spirits》のウェイトレス長です。……有沢さん、だったかしら? これから一緒に駅でのキャンペーンに行くことになるんだから、敬語は抜きで行くわね。ついていらっしゃい。……人事部長、企画課長、お二方も、それでよろしいでしょうか?」

乙女座の園 第1エリア(2)

 とーりすがーり様、ご指摘ありがとうございます。スペルミス失礼しました。
 何か最近ポカばかりですね……これからは気を引き締めていきたいと思います。

 さて。このブログも開設から2ヶ月以上たち、何とか1万ヒットを達成いたしました。ここまでやってこれたのも、皆様のご支援のおかげと感謝しています。やっぱり、見てくださる人がいるだけで、続ける気が湧いてきますからね。
 そんなわけで、1万ヒット達成記念イラストでも……と思い、投票フォームを作ってみました。どれほどの方が神無月のイラストにご期待下さっているのか判りませんが、気軽に投票してくださいっ。学生服はセーラー・ブレザー兼用なので、どちらか片方に絞りたい方は、コメント欄にどうぞ。

 では改めて開幕。

 * * *

(2)

 そして体毛処理事件から三日後。良介はそのウェイトレスの制服を着て、数人の視線に晒されていた。この日、社長は良介を連れて「B&B」の親会社、「アトラクティス」の東京本社にやってきていたのだ。
 行くまでの間も、苦痛の連続だった。「B&B」の事務所がある代々木から、本社がある東京駅に来る間も、もはや最近のお仕着せとなった事務服を着せられていたのだ。事務服というのは一般的なようでいて、あくまで会社内部での制服であり、それを着て外に出てくる人は滅多にいない。せいぜいコンビニか食堂までだ。つまり、それを着て電車に乗っていると、意外なほど目立ってしまう。
 しかもこの日着せられていたブラウスは、襟元にリボンを結ぶフェミニンなもので、しかも肌が透けるくらいに薄い。ただでさえピンクで胸元が強調されるデザインのベストの下に、肌まで透けてしまっているブラウスを着ているため、周りからの視線が辛かった。女性からの視点はひたすら痛く、男性からの視点はひたすら寒気がする。隣に座った男性が、ちらちらとこちらを見ては何か嫌らしいことを考えているのが判って、痴漢や視姦を受けた女性の気持ちが良く判った。
 どのみち親会社である「アトラクティス」についたら着替えさせられるのだから、行くときくらいは男の格好でも良いはずだし、レディスだとしてもせめて普通のスーツにして欲しかった。しかし社長の命令で、彼はそんな恥ずかしい制服のまま、山手線で新宿まで、そこからさらに中央線を乗り継いで東京に向かったのだった。これだって、せめて山手線で一本にしてくれれば、人混みの新宿に晒されなくて済んだのに。良介はとにかく知り合いに会わないことを祈り続けながら、なんとか東京までやってきていた。
 今日この「アトラクティス」にやってきたのは、良介をウェイトレスとして参加させるための面接である。「B&B」と「アトラクティス」の役割分担はやや特殊で、企画・立案や具体的なデザインは「B&B」に全面的に任されているが、そのための人員確保は親会社の「アトラクティス」が行っている。そのため、いかに企画を行った「B&B」といえども、親会社を通さなくては人員を割り込ませることができないのだ。
 そして面接。良介は行きに着てきた事務服から、恥ずかしいウェイトレス衣装に着替えさせられた上で、三人の面接官と向かい合った。脇には春香も立っていて、彼の様子を見つめていた。
「……確かに、アルバイトが十分集まらずに人員が足りないから、そちらさんに余っている人がいれば連れてきてくれとは言ったけど」
 困ったような顔をするのは、企画部第三課の課長だった。
「しかし、まさか《乙女座の園》に男性社員を送り込むわけには……」
「でも、違和感はないね。気付かないんじゃないの、誰も」
 鷹揚にフォローしたのは、四十代半ばの人事部長。彼は良介の身体を、好色そうな目で見つめていた。
「有沢くんは確か、システム関係の構築に行ったんだよね。そっちの方はどうなんだい? メインテナンスとか、システムの改良が必要なら、そちらを優先してもらうのが筋なんだけど」
「あの、そちらは大丈夫です。定期点検は週に一度だけで、火曜日は本社に戻ってそちらの点検をいたしますので」
 良介は正直に答える。本当なら、システム管理が忙しいんでウェイトレスなんか無理です、と言いたかったのだが、横で見ている社長の目が怖い。
「ふぅん。なら俺は大丈夫だと思うよ。結構似合ってるしな。有沢くん、本当に男かい?」
「あら、お試しになります?」
 春香が横から、笑って口を出す。人事部長は首を振って、
「いや、その趣味に目覚めてもまずいからやめとくよ。娘になんと言われるか」
 あながち冗談とは思えない口調でこたえる。またもその視線に当てられて、良介は改めて背筋がむずがゆくなった。

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